資産運用 資産形成相談

　サラリーマンのかたわら、父が亡くなったのを機に年老いた母の家計を確認しました。そこで二次相続の深刻さに気付いたことが全ての始まりです。ちょうど閑職になり、サラリーマンでの限界を感じ始めた時期でもあります。

　2008年、相続対策として初めてのアパートを建築。元から興味のあった金融投資も本格的に始めました。ところが、その直後に訪れたリーマンショックで貯金の35％を消失させるという手痛いスタートになりました。幸い損失は翌2009年に取り戻すことができ、おかげで貴重な学びを得ることができました。

　金融機関の言いなりではマズイ、自ら学ぶことが大事と気付きました。 損失というリスクがあるということ。それをマネジメントすること。正しい学びと実践を繰り返すこと…等など。

　その後、大家の会への参加、投資サークルの運営、セミナーなどを通じて600名以上の投資家と会ってきました。その中で感じたのは30代、40代を中心とした投資熱の高まりと、状況とは裏腹な正しい情報の少なさと不正確な情報の氾濫です。

　投資や運用に関する情報はたくさんあるものの、残念ながら売り手目線のものやバイアスの掛かったものがほとんどです。セミナーも数多くありますが、特定領域の商品知識に類するものばかりです。あなたの課題を解決するのは、そこで紹介された商品ではなく違う領域のものかもしれません。

　退職金で株式投資を始めたが自己流のためうまくいかない。金融機関に勧められるまま投資信託を買ったが損をした。スキルがないまま高額の不動産をローン契約した。不安にかられ必要のない保険に入ってしまった。そんな残念な例が多すぎます。

　投資が自己責任であるのは勿論ですが、そのための整理された正しい情報提供が求められている。そう思うようになりました。全ての人は、10年で資産が1.5倍になる可能性のある堅実な運用の基本を身に付けるべきです。

　高い利回りの追求はそれからでも遅くはありません。株式投資でも不動産投資でも、正しく学び実践すれば結果はついてくるものです。投資を怖いもの投機的なものとして考える必要もありません。ほったらかしが好きな人にはそれなりの手法が、テクニカルが好きな人にはそれに合った手法があるのです。

　世間には投資信託の運用相談場所はあっても、株式投資や不動産投資を同列に語り、相談できるところは残念ながらほとんどありません。ならば、わたしの様々な投資経験や多くの投資家から吸収したノウハウが役に立つのではないか、そう思いコーチングさせていただくことにしました。

　お金は人生の全てではありませんが、お金の不安をなくすことで自分の人生のハンドルを自分で握ることができるようになります。少しでもそのお手伝いができれば、これに勝る喜びはありません。

日本FP協会認定AFP　山本常勝